皮膚科とエステで受けられるピーリングの内容の違い
皮膚科とエステはどちらもピーリングによる施術を行っていますがそれぞれには違いがあるので、この点を覚えておきましょう。
皮膚科が行うピーリングは治療目的となっていますから使用される酸の濃度は濃い傾向にあるのですが、エステは医療機関ではないので美肌効果を得ることを第一に考えます。
ニキビを治療することは医療行為として認識されていますのでこちらの問題を解決する際にはエステではなく皮膚科に通わなくてはいけません。
ニキビは皮膚疾患の一種ですから治療目的のケミカルピーリングはクリニックでしか行えない為、エステティックサロンでは低濃度の酸のみを取り扱っているのです。
古い角質を除去した上で肌を綺麗に整えておきたい時はサロンに通うのが良いですが、ニキビを治療する為に施術を受けたい時は皮膚科に通って下さい。
ピーリングを受ける際の基本的な注意点
ピーリングは酸を用いて角質層を薄くさせるのと同時に古い皮膚を引きはがす方法なのでバリア機能が一時的に低下してしまい、乾燥や紫外線によるダメージを受けやすくなる点には注意する必要があります。
ピーリングによる処理を受けた後は保湿などのスキンケアを行う・日焼け止めを用いて紫外線対策を始める・洗顔を始める際には弱い力で済ませるといった点を意識するのが良いです。
保湿クリームなどを塗ることでバリア機能を向上させることが出来ますから、ピーリングによる処理を受ける際には事前に道具を用意しておくのが望ましいです。
また事情でどうしても外出せざるを得ない時は日傘などを用いて日光を遮ることも有効的な方法となるので、こちらも用意するのも良いと言えます。
皮膚科では何をしなくてはいけないのかを患者にきちんと伝えますから情報を集めておき、本格的な治療に備えておくことは容易なので、誰でも気軽にクリニックに通った上で施術を受けるのは簡単です。